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   『☆あそんでなんぼ!☆ゾウサンの「子どもと仲良し!」』 第6号
                   冒険をせずに、得られるものは無い

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こんにちは!
子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、
小倉げんきです。


一時の高まり程ではないですが、いまだ根強い韓流ブーム。

ベタすぎて日本ではあまり使われないような
ストーリーとか表現が逆に受けているらしいですね。

そして、今度公開される韓流映画「サッド・ムービー」は
予告編だけでも何かジワッときそうな感じです。


この映画のキャッチコピーは、
「愛はどうして終わる瞬間に一番輝くんだろう―――」


こんな素敵なキャッチコピーが付く映画のタイトルを、

サド・ムービー」なんて

SM映画だと勘違いしていた僕は、輝く前に終わっているみたいです。


それでも前向きに生きていきたい。
そんな僕をどうぞよろしくお願いします。

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よく意味が判らない前置きで始まりましたが、本題です。


「子どもが何を考えてるか判らない!」

時々聞く言葉です。

まあ、お互い別個の人間同士ですから、
相手が何を考えてるかなんて判らなくて当然だったりもするのですが、
それでも判るものなら判りたい、と思うもの。

「なんであんな事するの!?」
という疑問に答えてみたいと思います。



★ 危ないのに!

子どもはとても向こう見ず。

高い所から飛び降りたり、物凄い勢いで室内を走り回って
机の下に潜り込んだり、硬いおもちゃを思いっきり投げたり…。

もう、見てるこっちはハラハラドキドキ。
子どもが怪我をしないか心配でなりません。

怪我をするだけじゃなく、他の人にまで迷惑をかけてしまうかもしれません。
実際、怪我をしたり迷惑をかける事はしょっちゅうでしょう。


そんな時、やっぱり親としてはやめて欲しいのではないでしょうか?
でも、「やめなさい!」と叫んでるのに、そう簡単にはやめない子ども。


うん、そういう光景よく見ます。


レストランで走り回る子どもに必死に注意するお母さんとか、よくいますね。
お母さん血管がはちきれそう。

第1号でお話した「あそびの条件」に当てはまる場合もあるのですが、
今回は別の解釈をしてみましょう。



★ 探索行動

「探索行動」という言葉は、よく1歳〜2歳くらいまでの
乳児の成長過程に使われるのですが、その後の成長の中でも
それらしき行動が見られます。


イタズラなんかもそうである場合があります。

「寝てるおばあちゃんの顔にキンチョールかけたらどうなるのかな?」


これ、僕が4歳くらいの時に実際にやりました。

驚くかな?怒るかな?笑うかな?気付かずに寝てるかな?

期待と不安が入り混じった感覚に、もうドキドキ。


スヤスヤと眠っているおばあちゃんにソーッと近づき、


ぷしゅー






★ 学習

当然、物凄く怒られました。

「これで死ぬ事もあるんやでっ!」

普段穏やかなおばあちゃんが怒る様子にかなりビビリつつも、
「へー、死ぬ事もあるんだ」と心の中で思っていました。


まあ、ずいぶんと酷いエピソードなんですが、
これも探索行動の延長と言えます。


乳児期の探索行動は物をつまんだり、字のようなものを書こうとしたり、
そういう生活の基本というべき行動を身に付けたり、
あるいは、生き物に興味を持っていくようになったりする事が主です。


ところが年齢が上がっていくと、実験や挑戦の色合いが濃くなっていきます。


高い所から飛びおりて、怪我をすることで
「ああ、この高さから飛ぶと怪我をするんだなあ」とか、
「次は怪我をしないように飛び降りよう」とか学習していきます。

そう、子ども達は自分の体を使って学んでいるんです。



この探索行動を禁止する、
つまり、怪我した事や迷惑をかけた事を
極端に叱り続け、「安全」を厳しくしつけた場合、
子どもは極度に失敗する事を嫌がるようになります。

失敗から学ぶ、という事をしなくなってしまうんですね。
いわゆる「指示待ち症候群」も、そういった理由が考えられるのです。



★冒険をせずに、得られるものは無い


Nothing venture, nothing have.
(冒険をせずに、得られるものは無い)


という、英語のことわざがあります。


まさにその言葉通り、子ども達は日々冒険をして経験を得ていくのです。


…もちろん前述のレストランで走り回る子の場合には
きちんと注意してあげてください。
「社会的な様式、決まりごと」というのは、
大人達から学んでいくものですからね。


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★ 今日のポイント

・子ども達は日々冒険。
冒険をせずに、得られるものは無い。

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★ 終わりに

おばあちゃんにキンチョールのエピソード。

実は身内にすら話した事がなかったんですが(怖くて)、
今回のテーマで書くにあたって、まっ先に思い浮かんだのが
アレでした。

幸いおばあちゃんは後遺症も無く、天寿を全うするまで
優しいおばあちゃんでした。


もう二度と人に殺虫剤をかけない事を誓います。








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