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メルマガ『☆あそんでなんぼ☆ゾウサンの「子どもと仲良し!」』から
いくつかを紹介!


                                    
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○第5号 忘れられない一言 ○第6号 冒険をせずに、得られるものは無い
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○第8号 素敵なお絵かき・後編 ○第10号 先生、可愛いね
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○第17号 似た者同士は仲良し? ○第19号 好きになってほしいの
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   『☆あそんでなんぼ!☆ゾウサンの「子どもと仲良し!」』 第15号
                          お兄ちゃんって大変

      現在読者数 まぐまぐ! 99名 melma! 21名 メルマガ天国 10名
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こんにちは!
子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、
小倉げんきです。


近頃、僕ら☆あそんでなんぼ☆早朝(ゾウサン)の
サイト(http://zousan.nomaki.jp/)に、
「ぬりえ」で検索してたどり着かれる方が多いようです。

うちのサイトでは無料のぬりえをいくつか公開していますが、
無料ゆえに、ぬりえの製作者は僕自身なのです。


果たして自分の描いた絵で満足していただけているのかどうか、
個人的には非常に気になるところ。

満足どころか、ぬりえのページを見て、
即行でブラウザの「×」マークを押されていたらどうしよう、とか。


一人悶々と考え込む日々ですが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。


寒い冬にはお家でゾウサンのぬりえ!
ゾウサンのぬりえを、よろしくお願いいたします!


…。

えぇと、先週だったのですが、
まぐまぐ!の「育児のおすすめ情報」の欄(http://ikuji.mag2.com/)に
掲載していただけました。

第12号の「子どもの自己中心性」についてお伝えした内容を
ピックアップしていただきました。


今はもう、うちのメルマガは載っていないのですが、
他のメルマガ発行者さんの情報などありますので、
よろしければ、ぜひ。



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さて、今回のタイトルは「お兄ちゃんって大変」です。

まぁ、お兄ちゃんに限らず、
それぞれに大変な部分があるとは思うのですが、
自分自身が一人の兄だったもので
今回はこのようなタイトルに。


長男・長女、末っ子、真ん中の子、一人っ子
の特徴と解説をしていきたいと思います。

この出生順位の性格傾向というのは、
結構大人になってからも継続されますので、
慣れてくると、長男だとか末っ子だとかの判断が
誰が相手でもわりと簡単にできるようになりますよ。


一般的にもなんとなしの解釈はありますが、
もう少し具体的に述べていきますね。

ちなみに、この出生順位に加え、
男女別でも性格の違いが現れるようですが、
もの凄い文章量になりそうなので、
今回はそれはナシということで。

もしまた機会がありましたら、
その時にお伝えしたいと思います。



★長男・長女(長子)

さて、一番上のお兄ちゃん・お姉ちゃんですが、
一般に思われているのは

・義務感が強く、ルールを守る
・慎重・消極的
・面倒見が良い
・献身的


といったところでしょうか。


時に「次の子が生まれるまでしたい放題にできたのに、
急に甘えられなくなった為に以後はワガママに」と
言われることがありますが、
発達心理学的には、これは間違いです。

確かに、それまで通りの愛情が得られなくなった事で
赤ちゃんがえりなどの「退行」という現象が
起きることも少なくありませんが、
それは一過性のもので、むしろ自制的な傾向にあります。


依田明教授の調査では、その他の特徴として

・よそへ行くと、おすましさん
・きちんとしてないと気がすまない
・自分が話すよりも、聞いているほうが多い
・作業は失敗しないように丁寧
・めんどくさがり
・自分の用事を、他の人に押し付けたり、頼む
・お母さんによく口ごたえする
・何かするときには、人の迷惑になるかどうかよく考える



後にも関係することですが、
このお兄ちゃん・お姉ちゃんの特長というのは、
親の子どもに対する関心によって作られます。

初めての出産・育児で、子どもに対してどこか
緊張したり、神経質になったりしてしまうところが
あると思います。

対して次の子には慣れと言いますか、
若干感動や興味が薄れたりもします。


実際、僕が保育所に勤務していた時の保護者さんですが、

「上の子の写真はいっぱい撮って、アルバムにも整理してるのに、
下の子は写真が少ないし、空き箱の中に溜まってるんですよ〜。」

とおっしゃられる方がいらっしゃいました。

別に下の子を冷たく扱っているというワケではなかったのですが、
やはりここでも、ちょっぴり感動が薄れている事がうかがえます。



そして、親からの「発達期待」もあります。

一般的に一番上の子は「早く自立できるようになってほしい」
と親から思われる傾向にあるようです。


さらに、「子どものペルソナ」の回でお伝えした、「役割期待」。

「お兄ちゃんだから我慢してね」
「お姉ちゃんだから優しくしてね」


これらの期待に応えるために、
「きちんとしなくちゃ」
「小さい子の面倒をみなくちゃ」
という意識が育っていくのです。


大企業の社長さんや教師など、
リーダーシップを必要とするお仕事には
このタイプの人が多いようです。

小さい頃から周囲に気を配り、お世話をしてきたために
自然と引っ張っていくことが身に付いていくのでしょうね。


ちなみに、僕の経験上、保育所の先生にも
長男・長女が多いように感じます。



★末っ子(末子)

こちらの一般的な認識は

・自由奔放
・甘えんぼ
・ワガママ
・ずる賢い


でしょうか。


…このイメージだけで表現すると、
末っ子が可哀想ですが。

まぁ、「甘えんぼ」を「甘え上手」、
「ずる賢い」を「要領が良い」と
言い換えることも出来るので、
その表現だと少しマシになりますでしょうか。


その他の特徴としましては、

・おしゃべりさん
・外に出て遊んだり、騒ぐのが好き
・食べ物の好き嫌いが多い
・強引に自分の考えを通そうとする
・人のマネが得意
・やきもちやき
・知ったかぶりをする
・すぐ人に頼ろうとする
・すぐ調子に乗る
・せっかち
・はきはきして朗らか


となっています。


もう1つ、「負けん気が強い」というのもあります。

なんでもプロのスポーツ選手や芸人さんには
末っ子が多いのだとか。

競争相手がいると燃えるといいますか、
自然とスター性が身に付いていくようです。
うらやましい。


これは、活動的という傾向に加え、
親の関心を得るために、上の子よりも
目立つ必要がある、という事がうかがえますね。


こちらの親からの発達期待ですが、
上の子とは違い、
「いつまでも幼いままでいてほしい」と
思われる傾向にあるようです。

これも「甘えんぼ・依存的」と言われる
末子の性格に影響を与えていると考えられています。



★どっちが損?

「上の子は損だ」
「下の子が損だ」

きょうだいのおられる方なら
一度は思ったことがあるはず。

でも、どちらも損で、どちらも得なんです。

上の子はリーダーシップを身に付けていけるでしょうし、
下の子は、周囲から愛される術を身に付けていけるでしょう。

どちらだって、幸せなんです。

だって、きょうだいがいるおかげで
それを学んでいけるんですから。


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さて、文章量が思いのほか多くなってしまったので、
真ん中の子と一人っ子の特徴は、また次回に。

少子化の時代ですので、
一人っ子の子どもはたくさんいます。

そして、一人っ子がゆえの
性格的な問題が叫ばれているのも事実。

そんな解決法も含めて、
次回はお伝えしたいと思います。

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★ 今日のポイント

・長子・末子の性格の傾向を知っておくと、
 対応がしやすくなります。
 どっちが損、なんて思われないようにしていきたいですね。

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★ 終わりに

今回のメルマガを書くにあたって
改めて性格の傾向を調べてみると、
自分の子ども好きはそういう理由だったんだなぁ、と。

ただ、少なくとも「きちんとしていないと気がすまない」
というのは、大雑把な自分には当てはまっていなかったり。




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