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『☆あそんでなんぼ!☆ゾウサンの「子どもと仲良し!」』 第17号
似た者同士は仲良し?
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こんにちは!
子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、
小倉げんきです。
皆さんは「ひらがなゲートウェイ」(http://www.hiragana-gateway.com/)
というサイトをご存知でしょうか。
このサイトを通して、見たいサイトのアドレスを入力すると、
漢字がすべてひらがなで表示されるという、
漢字が苦手な方にはとても便利なサイトです。
先日たまたまこのサイトを知りまして、
試しに、まぐまぐ!の「保育士」の検索結果を表示してみました。
結果はコチラ
…。
「ほいくさむらい」て。
子どもを預ける保育所の先生は全員、サムライですか。
いつも優しいユウコ先生(仮名)も、
笑顔の素敵なサツキ先生(仮名)も、
ピアノが上手なマリ先生(仮名)も、
みんな頭のてっぺんを剃ってます。
もちろん、腰には刀。
しっかりと甲冑を身に付けて、
朝の挨拶は元気に
「おはようございまする!」
遠足に出発する時には、
「いざ、出陣!」
園長先生の挨拶が始まる時には、
「園長様の、おな〜り〜!」
うん、危険な香りがします。
…一度見てみたい気もしますが。
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さて、いきなり質問なのですが、
これを読んでいるあなたは
普段どんなファッションをされていますでしょうか?
派手めな服装、地味めな服装、
カジュアル系、モード系、パンク系、ゴスロリ系、と
いろいろな方がいらっしゃると思います。
ちなみに、僕はユニクロ系です。
3足990円の靴下が大好きです。
…僕に対してのツッコミはひとまず我慢していただいて、
次の質問です。
では、あなたの親しいお友だちは
普段どんなファッションをされているでしょうか?
おそらく似たような服装の方が
多いのではないでしょうか。
多少系統が違ったとしても、
カジュアル系の格好をしている方と
ゴスロリ系の格好をしている方の
組み合わせはまず無いと思います。
ファッションに限らず、アウトドアが好きな者同士、
音楽が好きな者同士、おしゃべりが好きな者同士など
どこかしらの点で似た物同士の方達は
仲が良くなりやすい傾向にあります。
これは、その人同士の「類似性」が高いためです。
そして、特に個人同士を結びつけるのが「態度の類似性」なのです。
★子ども同士
保育所や幼稚園で時々見られる光景なのですが、
先生がある子どもにお片づけ等を指示した時に
言う事を聞かないであそび続ける事があります。
そんな時、他の子どもが先生に代わって、
お片づけをしない子に対して「ちゃんとお片づけしなさい!」と
一喝する事があるのです。
お片づけをしていなかった子はどんな反応をしたでしょうか?
目上である先生の言う事でも聞かなかったのに、
同じ立場の子どもから言われて、
果たして言う事が聞けるでしょうか。
ところが、言われた方の子どもは、
渋々ながらもお片づけを始めたのです。
この子は、「同じ立場」だからこそ、言う事を聞いたのです。
★態度の類似性
上記のお話は、子ども同士の普段の
「態度の類似性」の高さゆえの親密な関係から、
「この子に言われたら仕方ないか…」という
感情を抱かせた結果です。
では、具体的に「態度」というのが
何を指すかと言いますと、
・価値観
・考え方やものの見方(意見)
・ライフスタイル
です。
第12号でもお伝えしましたが、
子どもというのは12歳ごろまで論理的思考が身に付いておらず、
自己中心的な考え方をしています。
つまり、大人と考え方・ものの見方が違っているのです。
また、子どもが虫などの生物や、そこら辺の石ころに
目をキラキラ輝かせる一方、大人は特にそうでもない、
というふうに価値観も違います。
さらに、保育所であれば、
あそび→食事→お昼寝→おやつ
といったふうに生活の流れが決まっていて、
子ども達のライフスタイルが共通しています。
(先生はお昼寝しませんので)
つまり、態度の類似性は必然的に
「大人と子ども」よりも「子ども同士」の方が高くなるのです。
そのために子ども同士の方が親しく、
つながりが強いものになります。
★子どもとのつながりを強くするには?
子どもと大人のつながりを強くする方法。
これはズバリ、「子どもと同じレベルになる」ことです。
ライフスタイルはあまり変えようが無いと思いますので、
価値観や考え方・ものの見方を変えてみましょう。
とは言っても、大人は論理的思考が身に付いてしまっているので
子どもの考え方や発想力といったものを持つのは
なかなか難しいです。
ですので、子どもが何か発見したり意見を言った時に
「そっかー!なるほどねー!」と共感を示すのです。
この時、なるべく喜んでみせ、目を輝かせてみてください。
そうすると子どもの方も、
「あ、この人は自分と同じなんだ」と
感じてくれるはずです。
一緒にあそぶ時も、
「あそびに付き合ってあげてる」という意識ではなく、
度が過ぎない程度に、本気になってあそぶと良いと思います。
「とことんやってやる!」といった気持ちをお持ちになると、
自分が子どもの頃にしたあそびの記憶をすぐに思い出せると
思いますので、楽しんであそべるのではないかと思います。
勝てば喜び、負ければ悔しがる。
そういった態度が、子どもとの距離を縮めます。
僕自身、結構な負けず嫌いですので、
子どもとの勝負(縄跳びで何回跳べるか、など)で負けると
「もう1回!」と頼み込んでいました。
「え〜!」と言いながらも付き合ってくれる子ども達。
勝負は、少なくとも僕が1回は勝つまで繰り返されました。
…もちろん最終的には子どもに勝ちを譲っていましたが、
今思えば、なんて良い子達なんだろう。
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★ 今日のポイント
・大人よりも、子ども同士の方が「態度の類似性」が高く、つながりが強くて当然。
子どもと仲良くなるには、自分も子どもになる事が良いです。
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★ 終わりに
子どもとの勝負。
これは必ず勝てるものではないのです。
縄跳びでも、4歳児にして連続跳び200回近くを
こなす猛者もいたりして、なかなかハードです。
小さくても、大人を超える可能性を秘めているのが
子どもなんですよね。
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