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   『☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ!』 第30号
                                直観力

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こんにちは!
子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、
小倉げんきです。


お知らせです。

ウチのサイトのぬりえコーナーに
サメのぬりえを追加しました。

なんでサメのぬりえを描いたのか、といいますと、
「サメ ぬりえ」で検索してたどりつかれる方が
何人かいらっしゃったからなんです。


はい。ここでちょっとした矛盾が起きてますね。


サメのぬりえを、まだ用意していないのに、
「サメ ぬりえ」でウチのサイトにたどりつく。

…普通はありえません。

「ぬりえ」はともかく、どうして「サメ」のキーワードで
ウチのサイトがヒットしたのでしょうか。


疑問に思って、ぬりえコーナーのページをよく見てみたんです。
そうしたら、ありました。「サメ」。


えぇと、ウチのサイトはレンタルホームページを使っているので、
ページの下の方に、目立ちにくく広告スペースがあるんです。

そこにありました。


「サメ軟骨」の文字が。



なんだか、これじゃあまりにも申し訳ないので
サメのぬりえを追加したという次第です。

何と言いますか、よろしければ
みなさんもサメのぬりえを、ぜひ。


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ゴールデンウィークの真っ只中ですが、
旅行へ行かれた方も、そうでない方も、
楽しく過ごせましたでしょうか?


僕はもちろん、旅行へは行っていませんとも。
まぁ、その代わりに子ども達とあそんだりしています。


そして、今日はこどもの日でしたね。

今回は、そんなこどもの日にちなんで、
普段と少し違うテーマでお送りしたいと思います。


ズバリ、これからの時代に必要になってくる、
子ども達に対しての見方です。


★ 直観

「直観」という言葉があります。
「直感」ではなく、直接観ると書いて「直観」です。

今回お伝えするのは、この「直観」の事なんです。

これは、社会的な善悪や、勤勉や怠惰といった概念を通さず、
相手の「あるがまま」を観る、という事です。


社会の中で生きていると、
周りの人を「その社会の物差し」で計る事が少なくありません。

例えば、授業を静かに聞く子は良い子。
騒がしくして聞かない子は悪い子。

深夜徘徊して家に帰らない子は悪い子。

自分だけの相手をして欲しくて我慢できない子はワガママな子。

こういった判断は、
その子自身を観ているワケではありません。

すべて「社会の物差し」で計っています。
「社会的価値観」というフィルターを通して、
子どもを観ている事になります。


このフィルターを取り外して観ると、
上に挙げた子達の気持ちを覗く事が出来ます。

もしかすると、

「騒がしくして授業を聞かない子」は、
あまりにも授業に魅力を感じられていないのかもしれません。
また、聴覚や視覚にほんの少しの異常があって、
集中しにくいのかもしれません。

「深夜徘徊して家に帰らない子」は、
保護者の暴力に怯えて、自分の命を守るために
そうしているのかもしれません。

「自分だけの相手をして欲しくて我慢できない子」は、
愛情に飢えていて、必死にそれを得ようと
しているのかもしれません。

あくまで可能性としてですが、
そういう場合だってあり得るんです。

これがもしもそうだったら、
この子達は本当に「悪い子」と言えるのでしょうか。



★ 対応

もちろん「社会的な決まりごと」というのは
社会を維持するためには必要な事ですので、
できるならば守った方が良いに違いありません。

でも、それをしている場合じゃない子がいるのも事実です。

それは、命を守るために、心を守るために、
必死に抵抗している姿なんです。


その子自身の気持ちを「観る」ためには、
一度フィルターを取り外す必要があります。

「善い」とか「悪い」ではなく、
「あるがまま」を受け入れます。


ただ、「受け入れる」といっても、
深夜徘徊や自分勝手をずっとさせているワケにはいきません。

これはただ単に放っておいているだけになります。


少し考え方を変えると、命や心の安全が保障されれば、
そういった行動をとる必要がなくなるワケです。

なので、最初の手段として「受け入れる」があるのです。

受け入れて、子どもが安心できるようになってから、
いわゆる正しい道へ戻してあげるんです。
また、安心できるようになると、子ども自身の力で
社会に適応できるようになる事も少なくありません。

もちろん、「受け入れ続けたまま」です。


僕が初めて「直観」という言葉を知って真っ先に思い浮かべたのは、
「夜回り先生」こと水谷修さんでした。

水谷さんは、どんな子にも「いいんだよ」と言ってあげるそうです。

まさに、この手法を使って、
たくさんの子ども達を救ってきていたんですね。



★ 時代

今の時代は、子どもと大人の関係の転換期であるように思います。

子ども達が荒れて、大人達は対応できず、
今までの考え方が通用しません。


そして、いろんな人達が原因を探しています。

「学校が悪い」「家庭が悪い」「政治が悪い」…。
責任はどこだ、と。
大人同士で、なすりつけあい。


そうじゃないんです。

学校とか、家庭とか、政治とか、責任とか、
そういうことじゃないんです。

強いて言うなら、原因は、大人達みんなです。

子どもは大人の次、子どもより大人が優れている、
そう考えてしまった事が原因なんです。

「子どもと大人」という関係は、
突き詰めれば、「人間と人間」なんです。

相手を尊重する気持ちがなければ、
上手くいくはずなんて無いんです。


でも、今は転換期です。

「ありがとう」という言葉の重要性が広がったり、
子ども達と直接向き合っていこうという動きが出ているのも事実です。


以前のメルマガでも少し書きましたが、
僕は、5歳の子どもに「もう死にたい」と泣いて訴えられた時から
世界を変えたいと思うようになりました。

最近になって、やっと自分にも
その一端を担えそうな気配が感じられるようになってきたんです。

もちろん自分の力なんて、まだまだなんですけど。

でも、同じような思いを持っている方達と
会う機会をいただけたり、声を掛けていただけたり。


思いは必ず届く。
この言葉を近頃は実感しています。


ぜひ皆さんも、目の前にいる子どもを今までのように、
そして、叶うなら、今まで以上に大切にしてあげてくださいね。



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★ 今日のポイント

・子どもの気持ちを観る「直観」。
・「社会的価値観」のフィルターを取ってみてください。

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★ 終わりに

ビートルズが歌っていた「Let It BE」。

日本語に訳すと、
「あるがままに(なすがままに)」という意味になります。

歌詞の意味合いは少し違うのですが、
こんなに以前から、その大切さは訴えられていたんですね。




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