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   『☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ!』 第27号
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こんにちは!
子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、
小倉げんきです。


お知らせです。

またまた、「育児のまぐまぐ!」の「育児のおすすめ情報」欄にて
このメルマガを取り上げていただけました!
http://ikuji.mag2.com/)

えぇと、確か3度目でしょうか。
前号の「知らない人だと、恥ずかしいの・前編」の内容です。

本当に光栄です。
まだまだ頑張っていきたいと思います!


…。

ところで、皆さんは「掃除をすると運が良くなる」
という話をご存知でしょうか?

最近少しずつ広まってきたこのお話。
その方法がいくつかの書籍になって販売もされているようです。

早速僕もやってみました。


とは言っても、僕は掃除とか片付けとか整理整頓が大の苦手でして、
すでに机や床の上には色々な物が、もっさり。


これを片付けるとなると非常に手間がかかります。
というか、収納場所がありません。

そんなワケで、今、もの凄く時間をかけて片付けをしています。


こんな時に役立つのが、保育士としての経験と、牛乳パック。
保育士は空き箱など廃材の再利用がとても得意なのです。

特に牛乳パックの使い方なんてお手の物。
その気になれば、牛乳パックで椅子や机なんて物も作れます。

まぁ、今回は普通に収納ケースとして使いました。


が。

あまりにも収納すべき物が多すぎて、
今度は部屋が牛乳パックだらけに。
すでに13本の牛乳パック製収納ケースが並んでいます。

まぁ、それでも数日かけて一応は片付けが進んでおります。
頑張ります。


それで、運が良くなっているのか、という事なんですが。
あの、自分でも驚きなんですが、本当に運が良くなりました。

片づけを始めて2日目、もの凄く嬉しい事が起こったんです。
ただ、今はまだ詳しい事をお伝えできないのが残念です。

7月の終わり頃か、8月の初めには皆さんにもお知らせできると思います。


お部屋の片付け、良いですよ!
皆さんにも本当におススメです。ぜひ。


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さあ、それでは本題に入りたいと思います。

前回は、

・「人見知りは子どもの成長の一過程」

という事と、

・『人見知りをしている子どもに対しては、「子どものパーソナル・スペース」、
「子どもとの位置関係」、「人見知りをしている状態も受け入れる」に
気を付けてみましょう』


という事をお伝えしました。
(前回の内容はコチラ


今回は「人見知りをする子どもと、更に仲良くなる方法」と、
「人見知りをする子どもの保護者さんはどうすれば良いか」を
考えてみたいと思います。



★ 男の子との事例

まず、実際に僕が経験した事例がありますので、
その様子を書いてみたいと思います。



僕が、ある自治体が行っている、子育て支援事業の
ボランティアスタッフとして初めて参加した時の事です。

「パパと一緒にあそぼう!」といった趣旨の事業でした。
計4回開かれる内の第1回目でして、僕も初参加なら、
そこへやってくる子どもも初参加。


その会場へ、3歳の男の子が来ました。
僕はその子に近づいて、挨拶をしました。

僕「こんにちは!」
男の子「………」

男の子、人見知り発動です。
パパにくっついて離れようとしません。

少しアプローチしてみましたが、
男の子は無言のまま、僕から隠れるように
パパの後ろに隠れてしまいました。

でも、僕の事をチラチラ見ています。
初めて会った相手で不安なのと、
僕がどんな人間か判断するための材料を探しているみたいです。


僕は、その子の様子と周囲にある物を見て、
近くにあったおままごとのコーナー使って
仲良くなる作戦を練りました。

僕「…おままごとでもしようかな〜」
男の子「………」

一人でおままごとコーナーに入っていく、僕。

僕「お料理しよーっと。何作ろっかな〜」

玩具のまな板と包丁を取り出し、野菜の玩具も用意します。
1mほど離れた所から、男の子は僕の様子をうかがっていました。
この時、男の子が緊張しないように正面に向かい合うのを避けて、
横向きになるようにします。


…いい年をした男が、1人でおままごと。

傍目から見た姿を想像すると軽く泣きそうになりますが、
そこは考えないようにして、男の子の気を引きます。


野菜を包丁で切っていきますが、
(マジックテープ仕掛けで、切ったりくっつけたりできる野菜です)
途中で、固くて切れない演技をします。

僕「うーん、固い…! これ切られへんわ…! うーん…!」
男の子「………」

ちらっと横目で見ると、男の子が僕の手元を注視しています。

男の子「…アレ嘘やわ…」


男の子が、僕の行動に対して発言をしました。
…チャンスです。

僕「嘘ちゃうねん…。ホンマに固くて切られへんねん…」

ここで、僕と男の子との、会話のコミュニケーションが成立しました。
さらに、察してくれたパパも助け舟を出してくれます。

パパ「ほら、○○(男の子の名前)、手伝ってあげぇや」
僕「これ切ってくれる?」

男の子、無言で近寄って包丁を握り、
ストンと野菜を切りました。

僕「おぉーっ!切れた!凄いやん!」

男の子、思わずにっこり。


作戦成功です。



★ 今のは、きっかけ

いかがでしょうか。

上記の事例でも、

・「子どものパーソナル・スペース」
  =男の子から1mほど離れた場所でおままごと

・「子どもとの位置関係」
  =正面から向かい合わず、横から覗き込めるように

・「人見知りをしている状態も受け入れる」
  =強引に仲良くなろうとせず、
   おままごとに加わるのは男の子の自由

この点に気を付けて、対応をしましたよね。


これが、人見知りの子と仲良くなるきっかけになったワケです。

ただ、これはあくまで「きっかけ」にしかすぎませんので、
更に仲良くなるための方法を、次に考えてみましょう。



心理学に「態度の類似性」「好意への返報性」という
考え方があります。


簡単に説明しますと、「態度の類似性」とは、
自分と価値観や考え方が近い相手に好意を抱きやすい、
というもの。


「好意への返報性」とは、
好意的な言葉や態度を受けると、その受け手も
相手への好意を感じやすくなる現象です。

笑顔は好意の表れですから、
相手に笑顔を見せる事で、相手からの好意や安心感を
引き出せます。


「態度の類似性」には以前のメルマガで触れた事がありますが、
今回は、もう少し具体的な方法でアタックしてみましょう。



★ 態度の類似性

「態度」というのが具体的に何を指すかと言いますと、

・価値観
・考え方やものの見方(意見)
・ライフスタイル

です。


まぁ、平たく言うと、
子どもに好かれるには、自分も子どもと同じように行動する、
という事になります。

以前の時には「共感する」「本気であそぶ」とお伝えしました。

これは、気持ちのテンションを子どもに合わせる、
というふうにも言い換える事が出来ます。



例えば、子どもが何か発見して興奮しているのに、
落ち着いて対応をしている様子をたまに見かけます。

子「ママー!見て! 綺麗な石、見つけたー!!」
ママ「ああ、そう…。良かったねぇ、うん」

みたいな。


この時のママさん、にっこり笑って対応はしているのですが、
なにせ落ち着きすぎて、子どもが望んでいるだけの反応は
返せてはいないんですね。

結果、子どもの気持ちが離れていってしまう事も。


逆に、子どもが若干緊張気味だったり不安を感じている時に
やたらとハイテンションで対応するのも同じです。

子「……(初めての場所だ…。うぅ、ドキドキする…。
  あ、誰か知らない人が来た…!)」
大人「うっひょーっ!!ようこそ!!初めましてー!!!
   さあ!!俺と一緒に遊ぼうぜぇーーっ!!!!」


…ドン引きされる事、間違いなしです。


このような事態を避けるためにも、
子どもの様子をまず観察する事が必要です。

一応、観察のポイントとしては、

・表情や感情
・声のトーン、話す早さ
・言葉づかい
・姿勢や体の動き


が、あります。


この4つのポイントに気を付けて観察し、
同じようにする事で、子どもの安心感と好意を引き出しやすくなります。


例えば、子どもが興奮して飛び跳ねながら話していたら、
こちらも体を揺らしつつ会話をする、という具合ですね。



★ 我が子が人見知りする場合は

さて、最後に「我が子が人見知りをする」という場合ですが。

初めの方でも述べたように「人見知りは成長の一過程」ですので、
とりあえずは、そんなに気にしないようにしてください。


もちろん挨拶などは出来た方が良いに越したことは無いのですが、
あんまりに嫌がるようでしたら、無理にコミュニケーションを
とらせ続ける必要はありません。

その分、保護者さん自身が、
相手とのコミュニケーションを楽しんで行うんです。

これによって子どもに
「この人は安全な人だよ」と印象づけられます。

やはり子どもは大人の行動も参考にしていますので、
こういった事も、時には必要になってくるんですね。


それから、他人との会話が苦手な方の子どもさんも、
同じように他人と関わるのが苦手、という事が少なからずあります。

なので、もしそういう場合でしたら、
保護者さんも少しだけ勇気を出して、他の方と会話をしてみてください。

きっと、良い結果が見えてくるはずです。


また、子どもに直接
「大丈夫だよ」「この人は優しい人だよ」と
声をかけてあげる事も大切ですね。


まずは人見知りする状態を認めて受け入れ、
安心感を持てるようにしていく、という
意識を持って対応していってくださいね。



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★ 今日のポイント

・「表情や感情」「声のトーン、話す早さ」「言葉づかい」「姿勢や体の動き」
 この4つのポイントを観察して、子どものテンションに合わせましょう。
・我が子が人見知りをする場合、「相手は安全な人」という印象を
 持てるように対応していきましょう。

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★ 終わりに

僕自身、子どもの時は、それはもう人見知り激しい性格でした。
初めて会う人だと、泣いて逃げ回る事もあったほどです。

…今思えば、相手の人は相当ショックだったとは思うのですが。


でも、保育士を始めてからは、
ずいぶん人に積極的に接する事が出来るようになりました。

まぁ、慣れと言いますか、きっかけさえあれば
人って変われるんだなぁ、と。


その「きっかけ」も、やろうと思えば
自分で作る事だって出来るんですよね。




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