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   『☆あそんでなんぼ☆ゾウサンの「子どもと仲良し!」』 第21号
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こんにちは!
子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、
小倉げんきです。


お知らせですが、僕たちのホームページ、
「☆あそんでなんぼ☆早朝(ゾウサン)」(http://zousan.nomaki.jp/)に、
「こども辞典」というコーナーを設置しました。

今までのメルマガで皆さんにお伝えした
キーワードや子どもの心理、ハウツーなどをまとめたものです。


これさえあれば、より簡単に子どもの事が判る!
そんなものを目指して作りました。

今後も項目を増やしていく予定です。

このメルマガが続く限り、
「こども辞典」も成長していくというワケですね。

皆さんのお役に立てれば幸いです。



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さて、前回、
「乳幼児期は大人の脳の90%以上が出来上がる時期で、
脳の発達を健康に促すためには、1日3食きちんと食べる事も大切」
という事をお伝えしました。

ただ、「朝子どもがなかなか起きない…」という
お悩みがあるのも事実。

そこで、今回は「早寝早起きの習慣をつける方法」をテーマに
考えてみたいと思います。



★寝る時間

皆さんご存知の通り、成長ホルモンは寝ている間に
活発に分泌されますので、脳だけでなく、体の成長にも大切です。

さらに生活リズムが不規則で睡眠不足になると、ホルモンバランスや
自律神経が乱れることもあり、また睡眠不足がADHD(注意欠陥多動障害)を
引き起こす可能性があるという報告もあります。


幼児の場合、1日に必要な睡眠時間は
13時間〜14時間と言われています。

保育園などでお昼寝を2時間とったとしても、
お家では11時間程度の睡眠時間を確保する必要がある、
という事になりますね。

そうすると、朝7時に起こそうと思ったら、
夜8時頃には寝かせなければいけません。


ところが、夜11時とか12時まで起きている子どもは
実際結構いるんです。


「お昼寝をしているために夜寝れない」と
言われる方も少なからずいらっしゃるんですが、
逆に、お昼寝をしなければ、その分早い時間に
寝かしつけなければいけません。

さすがに午後6時の入眠というのは、
ちょっと無理があるような気がします。

そこで、お昼寝をしていても、夜早い時間に眠れる。
そんな環境をつくってあげれば良いという事になります。



★α波と「1/fゆらぎ」

α波。ご存知でしょうか?

一時期ブームになっていましたので、
知っている方も多いと思います。


α波とは、脳波の一種です。

脳がリラックスして、ウトウトしている状態の時に
この脳波が出ると報告されています。

そして、このα波を誘発するのが「1/fゆらぎ」というリズムです。

「1/fゆらぎ」とは、規則正しい音とランダムで規則性がない音
との中間の音で、人に快適感を与えると言われています。


具体的には、風の音、川のせせらぎ、波の音、雨音、そして人の心臓の鼓動。
こういったものに「1/fゆらぎ」のリズムがあるとされています。

他にもドリカムの吉田美和さんや、川嶋あいさん、美空ひばりさん、
森本レオさんなどの声にも発見されています。


音以外では、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、
木漏れ日や蛍の光り方などもあります。

想像するだけでもリラックスできそうで、
どれもなんとなく理解できるものばかりですね。



他にも、ベートーベンの「田園」にも含まれているそうです。


クラシックを聞いて僕が眠くなるのは、
「1/fゆらぎ」のせいだったワケです。
(他のクラシック曲では「1/fゆらぎ」は報告されていませんが)



★眠りに誘う

この「1/fゆらぎ」を使って眠りやすい環境をつくるのが、
1つの方法です。


実際に、僕は保育所勤務当時に試してみました。

子ども達のお昼寝の時間に
「波の音」を繰り返し録音したCDをかけたのです。


するとまぁ、子ども達の眠りにつくのが早いこと。


普段寝つきの悪い子までぐっすり。

そして、僕自身もウトウト。


…かなりの効き目です。


さらに、お昼寝から目覚めた子ども達から
「あんなぁ、夢でな、海の中でふわふわ寝ててん〜。気持ちよかったぁ〜!」
という報告まで。

…とりあえず溺れて苦しんでいる内容ではなかったようで安心しました。


音が夢にも影響を与えると聞いた事はありましたが、
これも本当のようです。



★添い寝

「1/fゆらぎ」は僕個人の経験として効果が高いように思いますが、
他の寝かしつけ方の代表としては、やっぱり「添い寝」。
そして、「背中をトントン」です。


「添い寝」ですが、普通に一緒に横になっているだけよりも、
親も一緒に眠る方が効果的なんです。(眠るフリでも良いですが)

添い寝している子どもと親の間には、睡眠サイクルの歩み寄りが
見られるという報告があります。

つまり、一方が眠れば、もう一方も眠くなる。
一方の眠りが浅くなれば、もう一方も目が覚めてくる、というワケです。


これを利用すれば、一緒に眠りに入り、
子どもが熟睡モードになった時点で、静かにその場から離れて
家事をしたり、ゆっくりテレビを観たりできるんですね。


そして「背中をトントン」です。
これまた僕の経験ですが、手を当てる部位は「背中」に限る必要もありませんし、
「トントン」に限る必要もありません。

子どもにも好みがありますので、
頭やほっぺた、お尻など色々試して、子どもが
安心できる部位を探してみてください。

「トントン」のテンポも、
早い方が好きな子、ゆっくりな方が好きな子、と
個人差がかなりあります。

「トントン」よりも、手を当てているだけの方が
リラックスできる子も少なくありません。



★習慣づけ

今回の方法を使ったとしても、始めの方は
なかなか眠りにつかない事もあるかと思います。

それは、生活のリズムが出来上がっていないからです。


今まで夜12時に寝ていた子が、いきなり夜8時に
眠ろうとしても、すぐにはうまくいきません。

でも、根気強く続けてみてください。

少しずつ、体がその生活リズムに慣れてくるようになります。
必ずできるようになりますので。



そして、「背中をトントン」など、
一般に言われている方法に惑わされず、
何よりもその子に合った方法をみつける事が大事です。

他の子たちではうまくいくんだから、
ウチの子もうまくいかないワケがない!なんて
気に病む必要はありません。


その子には、その子のベストがある。


だって、子どもには、誰一人同じ存在はいないんです。
その子自身のベストを探してあげてくださいね。

あなたの子どもは、そこにしかいない、
ただ一人の存在ですから。



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★ 今日のポイント

・「1/fゆらぎ」や「添い寝」、「手を当てる」などを利用して、
 眠りやすい環境をつくってあげましょう。
・根気強く、習慣づけていく事が大事です。

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★ 終わりに

ちなみに、お昼寝の時間に自分が眠くなってしまった時に
自分が眠気覚ましに使っていた方法は、「体の屈伸」、
そして「腕立て伏せ」。

これによってアドレナリンが分泌されて目が冴えるワケです。

一度、保育室の前を通った保護者さん(お昼の時間にお迎えにきてた)に
見られて、かなり恥ずかしかったですが。




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