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   『☆あそんでなんぼ☆8分でわかる子どものキモチ!』 第46号
                       自分のこと、好きですか?

  まぐまぐ! 278部 melma! 125部 メルマガ天国 46部 カプライト 44部
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こんにちは!
子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、
小倉げんきです。


先日、電車に乗っていたところ、
途中の駅からママと2歳児くらいの男の子が乗車してきたんですね。

その男の子、アンパンマンが好きなようで

「アーンパーンチ!」

とこぶしを突き出すしぐさを繰り返していました。


可愛らしい様子だったので思わず見とれていると、


「アーンパーンチ!」

「アーンパーンチ!」

「アーンパーンチ!」

「アーンクルパーンチ!」



アンクル(足首)!?


足首て。足首パンチて、少年よ。

なんかこう、パンチすると、グキッと捻挫しそうな感じです。


そしてさらに、

「アンクルキック!」


あぁもう、痛そう。
足首が、凄く痛そう。

キックした人が足首脱臼とか起こしそうです。


…少年の安否を気遣わずにはいられない一日でした。



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さて、今回は「子どもの自己肯定感」にテーマを絞って
お伝えしてみたいと思います。


ところで最近、このメルマガの方向性が
少し変わった事に、皆さんお気付きでしょうか。

以前は子どもの心理を利用して、
「子どもを変える」ことに焦点が
当たっていた部分がありました。

何と言うか、子どもを対象として捉え、
子どもをコントロールする方法を中心にしていた部分が
あったように感じるんです。


そういうのって、
何か違うなぁ、と。

いえ、時にはそういう視点で書くことも
必要なのかもしれないですし、
たまには書こうと思います。


でも、大人が子どもをコントロールするようなやり方で、
子ども達は幸せに育っていくのかな?
と考えた時に、どうしても疑問が消えなくて。


今、「子どもをコントロールする方法」が書かれた本が
たくさん販売されていますが、その理由は、
子育てに悩む方が増えているのももちろんそうですが、
一番の理由は、「その方が楽だから」なのだと思います。

自分が変わるより相手を変えようとする方が、
精神的には楽なんです。

そうすれば相手を分析するだけで共感する必要はないし、
自分の想いだけで済ませられる部分があるのは
否定できないところです。


しかし残念ながら、そのやり方では
人間関係はうまくいきません。

相手を「操作する対象」として扱って、
信頼関係が築けるでしょうか。

「操作する対象」として扱われて、
その人は自分という存在を受け入れられるでしょうか。


そういった理由で、ここ最近は
「子どもを変えるのではなくて、大人が”自主的に”変わる」
ことをポイントとして挙げさせてもらっている次第です。



★ 好き

1つ質問ですが、皆さんは、
自分のこと、好きですか?

もしも好きではないとしたら、
それは、何故なんでしょうか。


優しさが足りない。
気遣いが足りない。
運動神経に不満。
容姿に不満。

…その人なりに、いろいろな理由がある事と思います。

でも、それって、
本当に「自分を好きになれない」とまで
言い切れるほどの理由でしょうか。

そうではないはずです。

それなのに、それを理由に挙げてしまうのは
「自分を値踏みしようとする意識」があるからなのだと思います。


競争社会の問題は、ここにあるんです。
世の中の価値観という、社会のフィルターを通して見て、
「誰かと比べて、優れていないと価値が無い」と。

自分が自分であって良いという事を認めにくく、
足りない部分を補完して、初めて受け入れられる。


その意識を持つと、子どもの事も
同じように値踏みしがちになります。

しかしながら、それでは相手に対する
共感の気持ちを持ちにくくなります。


そして、

共感をしてもらえない=自分の気持ちは周りの人に
とって良くないもの=自分が自分であってはいけない

と、子どもは自己肯定感を失っていくのです。



★ 幸せって、何?

確かに、世の中の価値観は、大きな意味では
社会を維持するために必要です。

でも、絶対的なものではありません。


考えてもみてください。

「勝ち組」とされる、偏差値の高い学校・
収益の大きい会社に所属している人。
たくさんお金を持っている人。

競争社会の中では、「勝っている」と言えるかもしれません。


しかしながら、その人たちは、必ずしも幸せなのでしょうか。

常に何かに追われて、人と自分を見比べて生きているなら、
それは幸せなのでしょうか。


僕が思うに、幸せって、
何かと比べることなく、
あるがままを受け止める事だと思います。

自分は自分であって良い。
この子はこの子であって良い。

優れた親でいる必要もないし、
優れた子である必要もありません。

それは、お互いの自己肯定感を育む事につながります。


少しだけ、競争社会から降りてみませんか。



★ 「受け入れる」と「受け止める」

柏原清保さんという教育カウンセラーの方から
教えていただいた事なんですが、「相手を受け入れる」のと
「相手を受け止める」のとは別なんだそうです。


「相手を受け入れる」とは、
端的に言えば、相手の言いなりになってしまう事。

相手だけが主役になり、
自分はただの付属物になってしまいます。

この方法では自分が潰れてしまうのだそうです。


対して「相手を受け止める」とは、
相手の気持ちを受けたら、
「そうなんですね」という気持ちで応える事。

相手が悲しんでいる時に必ずしも自分が悲しむ必要はないし、
相手が怒っている時に自分も怒る必要はありません。

悲しんでいるなら、「悲しいんだね」。
怒っているなら、「腹が立つんだね」。

それだけで「共感」は成り立つのだそうです。

しかも、これなら自分は相手の付属物ではなく、
あくまでも対等でいられます。


ちょっと感覚的なように思われるかもしれませんが、
実際、人と人との関係って、感覚的なものなんですよね。

人って、心でつながっていくものなんです。


よろしければ、「受け止める」の感覚で
子ども達と接してあげてくださいね。



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★ 今日のポイント

・何かと比べる必要はありません。「その人はその人」であって良いんです。
・「受け入れる」のと「受け止める」のは別です。

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★ 終わりに

自分を好きになれない理由なんて、
本当は挙げる必要はありません。

そして、自分を好きな理由もいりません。

ただ、「自分のこと、好き」。
それで良いんです。

「自分のこと、好きだなぁ」って、
10回くらい口に出してみてください。

きっと、今よりもっと好きになりますよ。



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