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こんにちは!
子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、
小倉げんきです。


「脳内メーカー」ってご存知でしょうか?
一部ではもの凄く人気のあるサイトです。
http://maker.usoko.net/nounai/)

名前を入力するだけで、自分の脳を何が占めているか判ってしまう、
という、まぁ、おあそび的な感覚で楽しむものですが、
結構当たってる!とも評判のようです。


ちなみに、木村拓哉さんの脳内はコレだそうです。


なるほどなるほど、人生を楽しもうとする感覚と
スーパーアイドルとしての悩みが現れてる感じがします。


そして、いかりや長介さんの脳内はコチラ。


あぁ、なんとなく判ると言うか、
笑いを取るために演じ続けるんですから、
芸人って、そういうものなのかも知れません。


で、僕もやってみました。

小倉げんきの脳内は、コチラ。


…なんか、凄く気になる文字があるんですが、どういう事ですか。

「遊」は判ります。
ホームページも「☆あそんでなんぼ☆」ですし。
「友」や「愛」も素敵な脳内じゃないですか。

なのに、なぜ、「悪」。


ちなみに、「小倉 げんき」の姓と名の間のスペースを取ると、



「金」まみれです。


「この世はすべて金次第じゃあ!」とか言い出しそうです。
…本当、僕の脳、どうしよう。


興味がありましたら、皆さんも、ぜひ。
(時間帯によってはとても表示が重くなるみたいです。
平日の方が良いかもしれません)


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「公共の場で殺人事件。周囲には複数の人がいるも、皆傍観」
こういった感じのニュースを見た事はありませんでしょうか。

こういった事件が起こるたびに
「現代人の冷たさ・無関心!」と非難されるワケですが、
実は、これにも心理的な理由があります。

今回は前・後編に分けて、
その時の心理のメカニズムと、
「援助行動」を行いやすい子育てについて考えてみたいと思います。



★ 援助行動

「他人に利益をもたらしたり、他人の損害を減らそうとする行動」を、
心理学では「向社会的行動」と呼びます。

さらにその中に、「協力」「賠償行動」「援助行動」が含まれています。


今回お伝えする「援助行動」とは、
特に「見返りを求めない自発的な行動」の事を言います。

「思いやり」「親切心」といった言葉で表すと、
いっそう身近に感じられますね。

代表的な例として、ボランティア活動や、
見知らぬ人への親切、募金などが挙げられます。


さて、この援助行動のメカニズムですが、
社会心理学者のビブ・ラタネによると、
「援助行動を起こすまでに、心の中で5つの関門を
突破する必要がある」とされています。


その関門とは、まず1つめが、「その事態・問題に注目する」こと。

例えば、友だちがジャングルジムから落ちたとしても、
自分のあそびに夢中になっていて気付かなければ、
当然、援助行動は起きません。


2つめは、「その事態が『緊急事態』だと判断する」こと。

ジャングルジムから落ちた友だちが、すぐに立ち上がって
またあそび始めたなら「大丈夫」と判断する可能性も高くなります。
その場合、援助行動は起こらないはずです。


3つめは、「援助する事が自分の役目と判断する」こと。

ジャングルジムから落ちた友だちが倒れたままであっても、
既に他の人が充分な援助行動を起こしていたり、
自分には関係ないと考えると、やはり援助行動は起こりません。


4つめは、「援助方法を知る(知っている)」こと。

緊急事態が起こっても、近くの大人に知らせたりするなどの
具体的な方法が判らないと、援助行動の起こしようがないのです。


そして5つめが、「援助するかどうか決定する」こと。

自分の役目と具体的な方法を知っていても、
突然の事態の驚きから体が動かなかったり、
流した血に動揺したりして、実際に援助行動を起こさない、
という事があります。



人は一瞬ないし数秒で、以上の関門をクリアして
援助行動を起こしているというワケですね。



★ 傍観者効果

では、冒頭の「殺人事件を傍観していた」人たちは
どの関門をクリアできなかったかと言いますと、
多くの場合、3つめの「援助する事が自分の役目と判断する」関門と
5つめの「援助するかどうか決定する」関門です。

特に3つめの場合、周囲に沢山の人がいる事で
「他の人がやってくれるはずだ」とか、
「間違ったやり方で、他の人から責められるかもしれない」と
踏みとどまってしまうのです。

これは「傍観者効果」と言って、
誰しもに起こりやすい心の動きです。


そんな不安や問題を避けたいと思う気持ちを
脇に退けて行動できるかどうかは、
その人が「援助行動を起こしやすいかどうか」に
かかってくる事になります。



★ 援助行動を起こしやすい人

W.ヒーアホップによると、
援助行動を起こしやすい人の条件も、5つあります。


1つめは「自分自身に対して『優しい』『気遣いが出来る』
などの特定のイメージを持っていること」
です。

こういったイメージを持っている人は、
他人に良い印象を与えたいという欲求が強いので
利他的な人間になりやすいのだそうです。


2つめは「世の中は公平であるべきだと考えていること」。

社会の不平等に敏感であればあるほど、
その不平等をなくしたいと考えやすいのです。
その目的のために援助行動を起こすんですね。


3つめは「社会的な責任の意志が強いこと」。

社会的な責任の意志が強いと、
社会に対してなんらかの貢献を
するべきという意識が強くなります。


4つめは「自分自身の力を信じていること」。

自分の力を信じているからこそ、
自分の行動には意味があると思えるワケです。
逆に「自分は無力だ」と感じていれば、
援助行動は起きにくくなります。


5つめは「自己中心的でないこと」。

当然ですが、自己中心的だと、
人のために何かする事はほとんどありません。
自己中心的でなく、利他的である事がポイントになってきます。



以上が援助行動を起こしやすい人の条件になります。
こういった条件を兼ね備えている人が、
積極的にボランティア活動などに参加していたりするんですね。



また、年齢や性別と言った条件によっても
援助行動の起こりやすさが変わるようです。

年齢では、幼児期から12〜15歳頃まで、
年齢が上がるにつれて援助行動も増えます。

これは12歳頃までは論理的思考が
出来上がっていないために、他人の気持ちを想像しにくい
という事も関連していると考えられます。

しかし、15歳以降においては
年齢による援助行動の違いは見られません。

15歳以降は、その人の資質によるという事ですね。


さらに、性別では、
援助行動のコスト(労力、資金、危険性)が高い場合は
男性の援助行動の方が多くなり、
状況が曖昧で情報が少ない場合は
女性の方が多くなるようです。



以上、援助行動のメカニズムと条件をお伝えしましたが、
お判りになりましたでしょうか。

疑問点などありましたら、
メールしていただければお伝えしますので、ぜひ。


次回は、援助行動を行いやすい条件を備えた子に育てる、
というテーマで考えてみたいと思います。
お楽しみに!



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★ 今日のポイント

・援助行動を起こしやすい人は5つの条件を備えています。
 また、実際に行動を起こすには、人は心の中で
 5つの関門をクリアしているんです。

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★ 終わりに

ところで、mixiで僕をお探しになって
見つけれずにご苦労されている方がいらっしゃるようです。

もう、本当ありがとうございます。


姓:小倉   名:げんき

で検索したいただくと簡単に見つかると思います。
よろしければ、ぜひ。


ご意見・ご感想は zousan20060730@hotmail.co.jp まで。
お持ちしています!




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