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こんにちは!
子ども向けあそびユニット「早朝(ゾウサン)」の、
小倉げんきです。


梅雨も終わって、ずいぶん暑くなりました。
皆さん体調を崩したりしてはいませんでしょうか?

僕は、ばっちり夏バテしてます。

毎年夏はげっそりしてるんですが、
今年も例外なくやつれた姿を周囲にさらしつつ
日々を送っております。

本当、水分の摂り過ぎにはご注意を。



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さて、「援助行動を行いやすい条件を備えた子に育てる」の続きです。

前回は「自分自身に対して特定のイメージを持っている」と
「世の中は公平であるべきだと考えている」という条件について
考えてみました。

今回は、残りの3つの条件、

「社会的責任の意志が強い」
「自分自身の力を信じている」
「自己中心的でない」

を考えていきます。



★ 社会的責任の意志が強い

「社会的責任」の定義として、
「自分自身が社会に問いかけ、また、社会からの問いかけに応える」
ことが1つあります。

ちょっと小難しいですけど、
まぁ、「社会や世界の問題に敏感」という事で良いと思います。


では、これをどうやって子育てに活かすか、
という事なんですが。

社会問題なんかを子ども自身で
取り扱うには一定の限界がありますよね。

例えば、地球温暖化の問題を扱うとして、
エアコンの設定温度を28度にするのは子どもでも出来ますが、
緑化事業への募金なんかは、子どものお小遣いでは
多少厳しかったりします。

実際、僕も小学生の頃は
コロコロコミックとお菓子を1つくらい買ったら
その月のお小遣いは無くなってましたし。


ですので、そういった
「子どもだけの力ではどうにもならない事」
に関しては、大人の力が必要になります。

100円でも良いので、募金などは
協力してあげると良いように思います。

この「大人が子どもにお金を渡す行為」自体を
良く思わない方もいらっしゃるかもしれませんが、
この行為は、言うならば「持つ者が、持たざる者に与える」
というものです。

その経験は、後になって、きっと役に立つはず。

もちろん、「オモチャが欲しいから買ってー!」というおねだりに
必ずしも買ってあげる必要は無いのですが、
「世の中が平等であるために」という目的がはっきりしている場合は
その範疇ではないと思います。


また、大人自身がボランティア活動などに
参加していると、とても効果的です。

子どもがその姿を見て、前回も登場した「観察学習」をする事で
社会的な責任の意識を持てるようになるはずです。

その際は、強制ではない誘いかけを子どもにしてみるのも
良いかもしれませんね。



★ 自分自身の力を信じている

自分の力を信じるというのは、
「自信を持つ」という事ですよね。

では、自信を持つのに必要なものは何かというと、
「自尊心」になります。


自尊心の高い人の特徴として、

・自分の力を信じている
・チャレンジ精神がある
・心身ともに健康的

というものがあります。


この自尊心、育てるのには時間がかかり、
傷つけるのは簡単なものです。

なので、充分気をつけて
子どもと接していきたいところです。


自尊心を高めるには、子どもが何かに挑戦したときに
「頑張れ!」と応援したり、失敗しても
「いつか出来るようになるからね」と
励ますようにするのが良いと思います。

そして、成功した時には「よくやった!」「頑張ったね!」と
褒めてあげますと、自尊心は高まります。


逆に、「なんで言われた事が出来ないの!」などの言葉をかけると、
自尊心はどんどん傷ついていきます。
気を付けてくださいね。



★ 自己中心的でない

これについては、前回の「世の中は公平であるべきだと
考えている」の項目でもお伝えしたとおり、
12歳頃までは人の気持ちを考える能力である論理的思考を
完全に身に付けるのが難しいので、すぐにどうにかするという
ワケにはいきません。

しいて言うなら、「子どもが自己中心的な行動を取った時に、
大人が、相手の気持ちを推測して伝える」か、
「本人同士で、自分の気持ちを語り合う」機会をつくる事です。

もともと人間は、子ども時代に
友だちやきょうだい、たくさんの大人と関わりあう事で
人との関わり方を覚えていくものです。

特に子ども同士の場合は、
ケンカをする事が重要なポイント。

お互いの気持ちをぶつけあう事で
「相手も、意思を持った1人の人間」であるという事を
学んでいくんです。


まぁ、ケンカをするかどうかはともかくとして、
保育園や幼稚園、ボーイスカウトやサッカークラブなど、
集団の中に身を置くというのは重要です。

そうする事で、「相手の気持ちを知る機会」は
確実に増えていくと思います。



★ 大人が、変わる

ただ、「相手を変えようと思ったら、まず自分が変わること」と
よく言われていますよね。

これって、本当の事なんです。


子どもに「人には優しくしなきゃ」と言っている
大人自身が自分の事ばかり優先させていたなら、
きっと子どもは、その矛盾点に気付きます。

その子どもは「結局、自分ばっかり損してる」と
感じてしまうはずです。

そうなれば、すべてが水の泡。



これは僕自身の想いですが、
子どもから「大人って、ずるい」と
思われるような大人になるのは良くないです。

優しい人が損をする。
そんな世の中であって良いワケはありません。


因果応報、自業自得。
良い事をした分だけ、良い事が帰ってくる。

その事に気付けるように、子育てをしたいですね。


子ども達が幸せな未来を過ごせるように、
まずは、大人から。



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★ 今日のポイント

・社会活動への参加を。そして、子どもだけではどうにもならない事があったら、
 協力してあげられるとグッド。
・自尊心を高めるために、応援や励ましの言葉を。
・集団の中に身を置く機会があると、人の気持ちに気付きやすくなります。
・でも、「相手を変えようと思ったら、まず自分が変わること」。

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★ 終わりに

3回にわたってお送りしてきました、「あなたのために」。
少しでもお役に立てましたでしょうか。

これからの時代は、「心の時代」。
そして、人と人とのつながりをどう捉えるかが重要に
なってくると思います。

人とのつながりを肯定的に、幸せなものとして
感じられるようになっていきたいですね。


ご意見・ご感想は zousan20060730@hotmail.co.jp まで。
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