寝かしつける方法

   1つとして、「1/fゆらぎ」を使って眠りやすい環境をつくる方法があります。

 実際に、僕が保育所勤務当時、 子ども達のお昼寝の時間に「波の音」を繰り返し録音したCDをかけて試してみたところ、普段よりも子ども達が眠りにつくのが早かったです。
 普段寝つきの悪い子までぐっすりでした。

 他の寝かしつけ方の代表としては、やっぱり「添い寝」。そして、「背中をトントン」です。

 「添い寝」ですが、普通に一緒に横になっているだけよりも、親も一緒に眠る方が効果的です。(眠るフリでも良いですが)

 添い寝している子どもと親の間には、睡眠サイクルの歩み寄りが見られるという報告があります。
 つまり、一方が眠れば、もう一方も眠くなる。一方の眠りが浅くなれば、もう一方も目が覚めてくる、というワケです。

 これを利用すれば、一緒に眠りに入り、子どもが熟睡モードになった時点で、静かにその場から離れて家事をしたり、ゆっくりテレビを観たりできるんですね。

 そして「背中をトントン」ですが、手を当てる部位は「背中」に限る必要もありませんし、「トントン」に限る必要もありません。

 子どもにも好みがありますので、頭やほっぺた、お尻など色々試して、子どもが安心できる部位を探してみてください。

 「トントン」のテンポも、早い方が好きな子、ゆっくりな方が好きな子、と個人差がかなりあります。
 「トントン」よりも、手を当てているだけの方がリラックスできる子も少なくありません。

 上記の方法を使ったとしても、始めの方はなかなか眠りにつかない事もあるかと思います。 それは、生活のリズムが出来上がっていないからです。

 今まで夜12時に寝ていた子が、いきなり夜8時に眠ろうとしても、すぐにはうまくいきません。ですが、根気強く続けてみてください。少しずつ、体がその生活リズムに慣れてくるようになります。

そして、「背中をトントン」など、一般に言われている方法に惑わされず、何よりもその子に合った方法をみつける事が大事です。