あそびの条件

   ヒューズらにより提唱された「あそび」の定義。条件は5つ。
内的な欲求による行動  親の気持ちなど外からの理由で起こる行動は遊びとは言えない。その行動がしたいからという、内からの欲求に駆り立てられる行動が遊びである。
自由に選ばれた行動  幼稚園や保育園で先生から与えられる遊びは本当の遊びとは言えない。子どもがみずから選んだものが遊びである。
楽しいものである  自転車に乗って遊ぶ子は、乗ることが楽しいから乗ると言える。結果として自転車乗りが上達するとしても、それが目的とは言えない。
仮装の要素がある  遊びで戦いごっこをする子は、戦う”ふり”をするので、本当に傷つけあうけんかとは区別をする必要がある。
のめり込むものである  身体的なものにしろ、心理的な者にしろ、子どもは遊びにのめり込む傾向がある。遊んでいるとき、子どもは無我夢中になるのが普通である。

 「あそびながら学習」「あそびながら練習」などと言いつつ、実は子どもは嫌々しているのかもしれません。気を付けたいところです。