認知的不協和理論

   「認知的不協和理論」というのは、心と事実の矛盾が生まれた時、その認知の不協和を無くそう、とする心理の働きの事です。

 例えば、子どもが言う事を聞かない時に、意図的に笑顔をつくるとします。
すると、「笑顔でいる事実」と「子どもが言う事を聞かなくて、イライラするはずの事実」に矛盾が発生します。
 そこで心は無意識に、笑顔の理由を創りだします。 そして、心はこう判断するんです。

 「私は今、この子が言う事を聞かない事実を受け入れたから、笑顔でいるんだ」と。