育児語

   大人が子どもに話しかける時に、自然と声が高くなったり、抑揚を誇張し、さらに話す早さをゆっくりにする事を無意識にする事で、子どもにより判りやすく伝えようとしている事があります。

 これを「母親語(マザー・リーズ)」もしくは「育児語」といいます。

 男性でも女性でも「育児語」を使うことが確認されているのですが、ちょっとした違いがあります。

 「声の高さ」においては、子どもと接した時男性よりも女性の方が、声が高くなる幅の変化が大きくなり、「声の抑揚」においては、女性よりも男性の方が、抑揚の幅の変化が大きくなる傾向があります。

 実はこの、男性の抑揚の幅が大きい事が、ストーリーのある物語の読み聞かせに適しているんです。

 あまり経験のない方でしたらほんの少しの練習は必要になるかもしれませんが、男性の方はぜひやってみてくださいね。