人見知りのメカニズム

   個人差はかなり大きくありますが、大体生後5ヶ月頃〜8ヶ月頃に人見知りは始まるようです。

 実はこの時期、赤ちゃんの記憶力が急激に発達する時期でもあります。それまでは、数分前に見た事でも覚えていなかったりします。

 そして、記憶力とともに、イメージを作る力もついてきているので、赤ちゃんは、誰か人物を見た時に、記憶とイメージを照合する作業を頭の中でこなすのです。
 すると、自分にとって身近な人物は「楽しい・嬉しい」といった、良いイメージと結びつきます。対して身近でない人物の場合、「楽しい・嬉しい」イメージとは結びつきません。

 結果、身近な人物と会えば喜び、身近でない人物と会えば、不安や恐怖感を感じます。


 これが人見知りをするメカニズムです。人見知りが解消する時期にも個人差が大きくありまして、1歳半ばで解消する子もいれば、6歳頃までかかる子もいますし、もっと長く続く場合もあります。