あそびの変化

   1歳〜2歳頃にかけてのあそび相手は、おもにパパやママ、そして保育所の先生になります。これは、子どもが相手とのイメージや楽しさをお互いに共有する能力がまだ未発達なためです。
 子ども同士でのコミニュケーションはさほど取られない時期ですが、実はこの時期の大人との関わり方が、後々に大きく影響します。

 2歳〜3歳児で子ども同士の関わりは格段に増えますが、関係の強さでは子ども同士よりも、まだ大人との関係の方が強い時期です。
 心理学者のパーテンは、この時期のあそびを
・ひとりあそび
・平行あそび(同じあそびをしていますが、ほとんど関わっていない)
・傍観者行動(他の子があそんでいる様子を見ていて、時々口を出す)

としました。

 4歳〜5歳になると、
・連合あそび(他の子と同じ遊びを一緒にする)
・協同あそび(子ども同士でルールを共有したり、役割を決めたりする)

となってきます。
 そして、この時期を過ぎる辺りから、友だちとのつながりに意識が向くようになり、時には親との関係よりも、子ども同士の関係を優先させるようになってきます。

 実は、「親離れ」はこの時期から徐々に始まっていたんですね。
ちょっと寂しい気持ちになる事実ですが、うん、涙をこらえましょう。